バンド形態によっては電子ドラムを多用する場合もあります。
電子ドラムとは、電子的に音を合成し、音を出すドラムを指すのです。
別名「エレクトロニックドラム(通称エレドラ)」とも呼ばれます。
当然、いわゆるドラムとは違うつくりになります。
打面のパッドと呼ばれる素材は、ラバーやメッシュヘッドを使用し、アコースティックドラムに比べ静音な利点などから個人練習用として人気があります。
これは、パッドを叩く事によって生じる振動をセンサーでキャッチして電気信号へ変換し、音源モジュールへ送られ、割り振られたサンプリング音をアンプ、スピーカー、ヘッドフォンで聞く事が出来るというものなのです。
電子ドラムの概要についてもう少し触れておきます↓
▼電子ドラムの歴史
・1970代後半:アメリカ「ポラード社製SYN-DRUMS」が世界で初めて認知される。
日本ではYMOやピンクレディーといったアーティストが、いかにもな電子音を楽曲に採用する。
「シンセ・ドラム」、「シンドラ」と呼ばれる。
・1978年:日本「東洋楽器社製ULT-SOUND」を発表。
・1980年前半:イギリス「シモンズ社製SIMMONS」を発表。
特徴的な六角形のデザインが一世を風靡する。バスドラム、スネア、タムのセットが主流になり、当時、約100万円の高額なドラムセットとして有名。
・1980年代中期:「PEAL社製DRX-1」、「YAMAHA社製PMC1」、「Roland社製DDR-30」などの国内メーカーの本格参入。
・1980年代後半:プロ・アマ問わず、電子楽器に対して馴染みが殆どなかったため、エレドラはあまりドラマーに受け入れられなかった。販売台数が伸び悩み、各社は次々と「電子ドラム」から撤退する。
・2008年:メッシュヘッドを採用した「ローランド社製V-Drum」、「YAMAHA社製DTXPLORER」などエレクトロニクス進化により、今までとは比較にならないほど高性能で斬新なデザインを実現。
という歴史を持つのです。
一時は不振な時期もあった電子ドラムなのですが、性能やデザインの向上と、実は価格帯も下がってきたこともあり、また人気を回復しました。
なにより、前述の自宅練習用として重宝されるというのが人気の一番の要因かとも思います。
スタジオを借りない限りは、今の環境ではドラムを叩くことは不可能に近いでしょう。
電子ドラムならばヘッドフォンで自宅にいながらにして練習できるし、
なにより、音質が向上しているので、満足感も得られるのです。
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